得意な学習方法が複数あるあなたは、50%-70%の人たちの中に含まれます。
複数の得意な学習能力を持っている人間にはいくつかのタイプがあります。例えばあなたの得意な学習方法が視覚と聴覚、もしくは読み書きと運動、さらには視覚、聴覚、読み書きや聴覚、読み書き、運動のといった3つ得意な能力がある場合もあります。また4つとも同じ数字が結果で出て、どれも突出していない人もいます。例えば視覚=9、聴覚=9、読み書き=9、運動=9といった学生もいます。その学生は教師の教え方によって学習モードを使い分けたと言っていました。例えば教師が文章を書いて説明することが多かった場合には、読み書きモードで学習したということです。
複数の学習能力を持つ人は、周囲の人に合わせて使い分けるということができます。中にはわざと相手と違ったモードを使い相手を困らせる人もいます。例えば討論をしているときに、一方が事実関係を証明するものを書いて提出してくれと頼んだとき、頼まれた人が口頭のみでの説明を好むタイプだとすると、その人は困るわけです。得意な学習能力を複数持ち合わせるタイプの人はそのときの状況や相手によって上手に使い分けるといいでしょう。
もしあなたが2つの得意な学習能力を持っていた場合、ぜひそれにあった学習方法を両方とも読んでください。もし3つ、もしくは4つ得意だと言う人も同じように、それぞれにあった学習方法を読んでください。複数の学習能力を持つ人から聞いたことがありますが、彼らはひとつの方法だけでは、すべて覚えられたのかどうか不安だそうで、すべての方法で学習しないと満足しないそうです。逆にひとつしか得意な学習能力がない人はそのひとつの方法で「完璧に覚えた」という実感があるそうです。
我々はアンケートで20個以上にマークを付けた人と、マークを付けた数が20個未満の人でいくつかの違いがあることに気付きました。もしあなたが20個未満にマークをしたのであれば、あなたの一番高い数値だったところがあなたの得意な学習能力ということになります。いわば得意な学習能力の数はひとつであるということが言えます。20個以上マークを付けた人よりも明確だと言えるでしょう。